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かるの
各地で歴史講座を展開中。歴史を知る事で、人生や地域が豊かになる事を目指して。
フリーマガジン「道の駅」にも寄稿中。
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2015年01月17日

神の集まる島 神津島探訪 ⑪



ふと見上げると、先ほどまで居た天上山がもう遥か遠くに。
神の集まる島 神津島探訪 ⑪
何度も何度も天上山を振り返る。
一つの山に白い砂漠や天然の池など見所が沢山あって、灌木や草原、大小さまざまな岩が連なり、また四季折々に咲く花や植物とともに、晴れた日には富士山まで見渡せる景観の素晴らしさ。本当に天上山という名がふさわしい山だなと思う。

神津沢の砂防ダム
神の集まる島 神津島探訪 ⑪

来た時の道に戻る
神の集まる島 神津島探訪 ⑪
こうして人里に戻ったのであるが、ここで問題が。
この日、神津島ではトライアスロン?な競技会が開かれていて、キャンプ場に通じるバスが運休しているというのだ。宿を予約してあるので、キャンプ場に戻ってテントを撤収してから宿に入ろうかと思っていたのだが。
歩いてキャンプ場まで戻れなくはないが、この疲れた足でキャンプ場に行って、撤収作業をし再び予約した宿がある所まで戻るのは難儀である。そこで、テントの撤収は翌朝に行う事にし、明日するはずだった郷土資料館の見学と土産の買物などをする事にする。

流人の墓地
神の集まる島 神津島探訪 ⑪

神津島村郷土資料館は明治39年に建てられた旧役場の建物を保存し、隣に新しい建物を増設した資料館。
神の集まる島 神津島探訪 ⑪
この施設の入館料もホワイトビーチきっぷに含まれている。
島の歴史と文化財を保存している訳だが、展示の中に明治32年の大火についての展示。水は豊富な神津とはいえ、水道が無い時代で集落が集中している中で起きた火事で、世帯数320の内、村役場を含む310世帯が焼失してしまった。旧役場の建物が出来たのが明治39年なので、この火事を受けてのものなのかもしれない。
展示は黒潮を通じて伝わる文化、という所に注目し、古代から現代までの神津島の歴史を知るための展示が見られたが、もう少し黒曜石の事や、流人や漂流などにも焦点を当てて欲しかった。

色々と土産を売っている所を見るのだが、どれも純然な神津島産の物が無い。いわゆる「販売者は地元だが、製造者が分からない」状態なのである。
一見するとそれらしい海産物の加工品なども、「神津島名物」というシールを貼ってあるだけ、というものが少なくない。あるのは焼酎の盛若とパッションフルーツくらいだろうか。売っている黒曜石も、妙に大きさが揃っていて、本当に神津産の物かは分からない。ここは残念な所であった。
あと、宿は夕食は無いので、食事をしようと思ったが飲食店が殆ど無いのも痛い。

買物の為に歩いていた時、だんだんと西に傾きつつある太陽が海を照らして美しく輝いた。
神の集まる島 神津島探訪 ⑪
雲が多い日であったが、雲よりも低くなったので夕焼けが輝いたのだ。
神の集まる島 神津島探訪 ⑪
この時、前浜に居た人々は、一様に夕焼けを見つめていた。
神の集まる島 神津島探訪 ⑪
島に入ってから曇りがちな時間が多かったので、帰る前の日にこのような美しい輝きが見れて嬉しかった。
神の集まる島 神津島探訪 ⑪
神の集まる島 神津島探訪 ⑪

買物を済ませた後に予約した宿に入って荷物を置かせて頂く。
神の集まる島 神津島探訪 ⑪

続く…。





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Posted by かるの at 08:16│Comments(0)店主
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