東京タワーレストラン閉店間際の現場を見に行く。
東京タワーフットタウンにあるレストランが閉店するというニュースを聴いて行ってみました。
名物のカツカレーをオレンジジュース付きで開店当時の500円で提供するという。
閉店前なので報道陣も取材に。並んでいる何人かが答えていました。
自分は15人目くらいに並んだ。
東急が運営していたことが分かる。
半券を持ち帰れると思っていたが、カレーの提供と同時に持って行かれた。写真を撮っておいて良かった。
レストランの雰囲気は昔の高速道路サービスエリアの感じか。給仕の人たちの恰好も何となく昭和感を感じる。ただ、ものすごく丁寧な給仕をしているという事は感じられる。マニュアルの笑顔では出ないプロ感がある。
メニューは前述のカツカレーだけなので、席に着いた人に一斉にカレーが運ばれてきた。
カレー着。味はこれまた昔の高速道路サービスエリアの感じか。正直言わせてもらうと旨くも不味くもない。最近は1200円で提供していたらしいが、悪いけどその値段は高すぎだろう。
報道陣がインタビューに動いているが、予想するに「懐かしいですね」みたいな声を欲しがっているのだと思うが、答える人も閉店を聞いて初めてきたという人が多数だった。自分もインタビューに来たら言葉に困ったと思う。
そして食べ終わった人たちが、一斉に帰り始めた。食券先払いなので、コミュニケーションの展開が無いのである。
そんな中、一人の御年配の男性が一人でじっくりと思い出を噛み締めるように食べていた。
そんな風景が店内の昭和感とミスマッチしていた。
通常営業の様子を見たこと無いので何とも言えないが、施設内には他にも飲食店はあるので積極的な選択肢にはなりにくいとも言える。
後日、店の前を訪れたが閉店のお知らせもなく、何事もなかったかのように店の看板は無くなりシャッターは下ろされていた。
なんとなく、マッカーサー元帥の
「老兵は死なず。ただ消え去るのみ。」という言葉が浮かんだ。
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