カモメの詩が聞こえる街 増毛へ ⑧
邸内の蔵には本間家で使われていたものの展示がある。
カメラ
バイブレータ
芳香器。今でいうアロマですかね。
呉服屋だった頃の物と言える生地見本帳
他にも本間家の人々についての紹介があった。中でも本間一夫は5歳の時に失明し、盲学校にてロンドンに点字の図書館があることを知り、日本点字図書館を創立したという人物である。戦時中は点字図書が空襲で焼失しないよう増毛の実家に疎開させ、郵送で点字図書の貸し出しを続けた。
点字に関しては普及に尽くした岩橋武夫に関しては知っていたが、図書館という形で貢献した人を初めて知った。
呉服店舗2階は休憩所として使われており、お茶やコーヒーで一息つける。
モニターには『駅 STATION』が上映されていて、30分ほど見たのだが、映画の中の増毛の風景がほとんど変わっていない事に驚く。
通り庭にあるカマド
通り庭は店舗と居住部分を分ける境となっている。
「ツチダ」でしょうか。
室内にある井戸というのが珍しい。
続く…
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