史上最大の作戦 完全版 26日 ①
先日の続き…。
4時半起床。友人たちは利尻富士登山のために準備。
宿では登山客の為に送迎してくれるので、私も帰りのフェリーまでは港周辺を散策しようと同行する。
その途中にあるラナルド・マクドナルドの碑。
マクドナルドはアメリカ先住民の母を持つアメリカ人で、子供の頃に漂流した日本人と出会った事から日本に興味を持ち、捕鯨船で鎖国下の日本に漂流民を装って焼尻島に上陸し、その後利尻島に上陸した。
後に長崎に送られたが、送還される7か月の間に長崎の役人に英語を教えた。その時に英語を教わった人物はペリーの来航の時にも通訳を務めている。
彼は亡くなる寸前、「サヨナラ」と言ったという事が墓石にも刻まれている。
5:45 友人たちは登山口にて下車し登山道に向かっていく。
5:50 利尻山神社
ここで私も下車し、ここからは歩いて散策。
天気が微妙なのもあり、友人達の登山安全を祈願。
付近は公園が整備されていた。
山へ向かっていく道
鴛泊の市街地に入った時、旅人向けの宿らしき店。
もう開店しているので朝食もどうかなと思ったが、まだ腹が減ってないのと歩く時間を取りたいので見送り。
市街地を離れるとサイクリングの道があり、そこを歩いて隣の本泊地区へ向かう。
展望台からの景色も見てみたいが、先を急ぐ。
運上屋跡
利尻島が松前藩の支配となった時、近江商人・恵比寿屋半兵衛が請負人となり本泊にて交易を行う場となった。
文化露寇の際には襲撃を受けている。
なんのモニュメントか・・・
会津藩士の墓。
先に挙げた文化露寇を受け、会津藩士が警備に着陣した。冬の寒さや帰路の船が沈没したりと出た犠牲者を弔う。
ここで7時。そろそろ引き返す事にする。
こういった荒涼とした景色が好きな性分である。
港に到着。
港前にあった商店で見掛けたこの看板。
漫画「動物のお医者さん」で登場したミルピスではないか!利尻にあるとは知らなかった。是非、飲みたい所であったが、残念ながらまだ開店していなかった。
利尻に来た時と違ってかなり多くの人が乗船。月曜だからと思われる。
8:45 フェリー出航
離島ならではの見送りか。
利尻富士が見えなかったのが心残りであるが、これはまた来いという事なのだろう。
実際、まだ見てない所もあるし、また季節を変えて来たいものである。
続く…。
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