史上最大の作戦 完全版 26日 ①

かるの

2013年12月11日 08:17

先日の続き…。

4時半起床。友人たちは利尻富士登山のために準備。
宿では登山客の為に送迎してくれるので、私も帰りのフェリーまでは港周辺を散策しようと同行する。

その途中にあるラナルド・マクドナルドの碑。

マクドナルドはアメリカ先住民の母を持つアメリカ人で、子供の頃に漂流した日本人と出会った事から日本に興味を持ち、捕鯨船で鎖国下の日本に漂流民を装って焼尻島に上陸し、その後利尻島に上陸した。
後に長崎に送られたが、送還される7か月の間に長崎の役人に英語を教えた。その時に英語を教わった人物はペリーの来航の時にも通訳を務めている。
彼は亡くなる寸前、「サヨナラ」と言ったという事が墓石にも刻まれている。

5:45 友人たちは登山口にて下車し登山道に向かっていく。

5:50 利尻山神社

ここで私も下車し、ここからは歩いて散策。

天気が微妙なのもあり、友人達の登山安全を祈願。

付近は公園が整備されていた。

山へ向かっていく道


鴛泊の市街地に入った時、旅人向けの宿らしき店。

もう開店しているので朝食もどうかなと思ったが、まだ腹が減ってないのと歩く時間を取りたいので見送り。


市街地を離れるとサイクリングの道があり、そこを歩いて隣の本泊地区へ向かう。


展望台からの景色も見てみたいが、先を急ぐ。


運上屋跡

利尻島が松前藩の支配となった時、近江商人・恵比寿屋半兵衛が請負人となり本泊にて交易を行う場となった。
文化露寇の際には襲撃を受けている。

なんのモニュメントか・・・



会津藩士の墓。

先に挙げた文化露寇を受け、会津藩士が警備に着陣した。冬の寒さや帰路の船が沈没したりと出た犠牲者を弔う。

ここで7時。そろそろ引き返す事にする。

こういった荒涼とした景色が好きな性分である。




港に到着。


港前にあった商店で見掛けたこの看板。

漫画「動物のお医者さん」で登場したミルピスではないか!利尻にあるとは知らなかった。是非、飲みたい所であったが、残念ながらまだ開店していなかった。

利尻に来た時と違ってかなり多くの人が乗船。月曜だからと思われる。


8:45 フェリー出航


離島ならではの見送りか。


利尻富士が見えなかったのが心残りであるが、これはまた来いという事なのだろう。
実際、まだ見てない所もあるし、また季節を変えて来たいものである。




続く…。

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