神の集まる島 神津島探訪 ⑦

かるの

2014年12月19日 08:16

先回の続き…


多幸湾の待合所の脇にはカジキマグロに乗った人の像が立っている。

これは神津島村の村の魚がカジキマグロであるからで、伊豆諸島の中でも漁業が盛んな島であり、中でもカジキマグロ漁が盛んである事からであろう。

曇りで雨粒が落ちている事もあって人気は殆ど無いが、白く長く伸びる素晴らしい砂浜と、天上山の山頂近くから海にまで崩落している崩れ地形は迫力抜群である。









その先には砂糠崎という黒曜石が露出している岬がある。





そして、海岸のすぐ側には都内でも有数の湧水が湧出しているなど、神津島の特徴が全てこの地に集まってると言えよう。

港方面に戻るバスまで時間が有るので、周辺を散策。散策路として港の方に抜ける山道もあるが、いつ雨が降りだすかわからないので、周辺を歩くにとどめる。

日向神社

祭神は、『三宅記』に見える「長浜の御前」(阿波命神社)の次子「たふたい王子」に比定される。








特に見るべきものなどは無いが、多幸湾キャンプ場があるので覗いてみると、コチラは有料であるものの、管理者が常駐しており冷蔵庫や荷物や貴重品の預かり、炊事場のみならずお風呂付など至れり尽くせりのキャンプ場である。

バスが発車する時間になったのでバスに乗り込み、再びスーパー近くのバス停で降りる。
先日は入らなかった百円ショップに入ったら色々とキャンプ用品もあった。その時、炊事場に炭が捨てられていた事を思い出し、
「これでバーベキュー出来るんじゃね?」
と思い立ち、百円ショップで網や調味料を、スーパーで食材を購入。
他の商店でも食料品を購入していたらバスの時間が過ぎてしまい、歩いてキャンプ場まで戻る事に。

途中の岩穴にて雨宿り




しかも折悪く雨が強く降り始め、靴はずぶ濡れ、中まで水が浸み込み精神的にヘコみながらもテントへ戻る。
すると、近くの旅館に泊まっている団体さんが炊事場を使っているので、先に温泉保養センターに行く事にする。風呂から上がると雨はかなり強くなり傘を差しても濡れるほどに見える。しかし閉館時間が近付きつつあり、腹の減り具合もかなりであるので、雨の中をテント場へ戻る。

もう団体さんは居ないものの、今度は風が強くなり、屋根がある炊事場も雨が吹き込んでくる。そんな事もあって中々火が点かず、食材に火が通るまでかなりの時間を要してしまい疲れた・・・。

続く…。

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