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2016年01月16日
長篠城・設楽原古戦場探訪 ④設楽原歴史資料館
戻って見学した史跡保存館では、規模は大きくないものの長篠の戦いに関する展示を中心に往時の様子、地域の色々を知ることが出来ます。周辺の散策に役立つ資料も配布されています。
史跡保存館入り口にあった鳥居強右衛門のレリーフ
たまたま手に取った資料には、この合戦時に参加した将兵の年齢が一覧できる物があったのですが、「武田の老臣」とされる馬場信房、内藤昌豊、山県昌景、土屋昌次らが60歳前半から50代半ばという所なのですが、それ以外はどちらかというと徳川・織田方の方が平均年齢は高く、武田方は自分よりも年下が多いというのが意外でした。
残念ながらバスの発車時間となってしまったので、じっくりは見れないのが惜しかったのですが、次の設楽原歴史資料館へと向かいます。
設楽原歴史資料館は「長篠・設楽原の戦い」の戦況説明、火縄銃"の系統的な展示、
長篠の戦いで戦死した者たちの鎮魂の祭り「ひおんどり」に関する展示
幕末の外交官・岩瀬忠震に関する展示という所です。
火縄銃に関する展示では日本一の数を誇るという火縄銃がこれでもかと展示されています。
日本最大級の砲
武田信玄を狙撃したという逸話がある信玄砲
江戸時代の物だが、側面に「SUY」と象嵌がある
その他にも日本最古級などなど。
その中で火薬に関する展示の中に、1172年に伊豆の島に見慣れぬものが上陸し、脇から火を出して一帯を焼き払った、という話しが記載されていたが、この出所が気になる。
武田勝頼合標
メインとなりうる長篠の戦いの展示がやや貧弱であるが、あくまで地域の歴史を網羅した展示だからだろうか。
一通り見ると昼食の時間。
豊川稲荷の前にある松屋という店の仕出しで、豊川らしく稲荷寿司を中心にした三河の産物を活かした素材で、仕出し弁当でありながら美味しい弁当であった。
食後、たまたま入った図書室には私も講座の題材にしている督乗丸漂流の船頭・重吉の漂流の経緯を記した「船長日記」があり、読みたかったのですが残念ながら時間がありませんでした。
幕末の開国交渉に携わった岩瀬忠震の冊子がありましたので購入。
では、これから設楽原の古戦場へと向かう。
続く…
Posted by かるの at 08:02│Comments(0)
│店主