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2016年08月06日
本日講演 「海賊たち 境界を越える人々」 三島市 カフェうーるーにて
本日9時から三島市のカフェうーるーにて行います。
内容は「海賊たち 境界を越える人々」です。

(村上水軍と九鬼水軍が激突した木津川沖の海戦)
洋の東西を問わず、様々な題材に取り上げられる海賊。
見方によっては犯罪集団と思われがちであるが、歴史の転換点には海賊集団の活躍がある。
今回は日本各地、東アジアの海賊の歴史と活躍を辿って行きます。
「海洋文化・海上交易・気候変動・中世・大航海時代に関心がある方におすすめ。」
会費:500円+ワンドリンクオーダー
時間:9時から11時半予定
開催場所はコチラ・カフェうーるー(三島市南本町13-30 ☎055-981-5539)
参加の申し込み不要。
問い合わせはオーナーメール、もしくはうーるーさんへお願いします。
ちなみに、タイトルの「世間士(ショケンシ・セケンシとも)」とは、民俗学の言葉で「各地で見聞きしたことを故郷に伝え、役に立てる人」という意味です。
本来は「世間師」が正しいですが、自分で「師」というのもおこがましいので、「士」としました。
内容は「海賊たち 境界を越える人々」です。
(村上水軍と九鬼水軍が激突した木津川沖の海戦)
洋の東西を問わず、様々な題材に取り上げられる海賊。
見方によっては犯罪集団と思われがちであるが、歴史の転換点には海賊集団の活躍がある。
今回は日本各地、東アジアの海賊の歴史と活躍を辿って行きます。
「海洋文化・海上交易・気候変動・中世・大航海時代に関心がある方におすすめ。」
会費:500円+ワンドリンクオーダー
時間:9時から11時半予定
開催場所はコチラ・カフェうーるー(三島市南本町13-30 ☎055-981-5539)
参加の申し込み不要。
問い合わせはオーナーメール、もしくはうーるーさんへお願いします。
ちなみに、タイトルの「世間士(ショケンシ・セケンシとも)」とは、民俗学の言葉で「各地で見聞きしたことを故郷に伝え、役に立てる人」という意味です。
本来は「世間師」が正しいですが、自分で「師」というのもおこがましいので、「士」としました。
2014年09月27日
本日開催 「機動戦士ガンダム 人は何故その重力に魅き寄せられるのか」
放映開始から35年という長きに亘って人気を得つづけ、今なお新作が生み出されている『ガンダム』の魅力とはなんなのか?
TVシリーズ『機動戦士ガンダム』をテキストに、「人物ドラマ」、「ロボットとしてのメカニズム」、「歴史と政治組織」の三点を中心として、総監督である富野由悠季氏の演出方法や思想を、客観的になぜ人気を得ているのかを多方面から分析します。
ガンダム好きの方はもちろん、まだ見たことがない方にも楽しめる内容です。
開催場所:cucurucu(三島市一番町10−1)
参加費 :1500円(1ドリンク・ガンダムにちなんだお菓子付き。
話者:菰田将司氏(フリーライター)
筑波大学大学院博士課程中退。専門は中国近代史とフェラーリと富野由悠季。
特に富野由悠季監督には「追っかけ」として各種イベントに参加。監督の発言を記録することをライフワークとしている。本人と直接会話したことも数度ある「熱狂的富野信者」。
2010年04月25日
浜矩子氏講演 恐慌芝居~一つの内憂、三つの外患~
3月19日に行われた同志社ビジネススクール教授・浜矩子氏の講演内容です。
文は筆者の聴き取りによる所であり、全てが正確ではない事をご了承ください。
現在、景気が持ち直しているかに思えるが、1929年の世界恐慌は、実際には30年半ばからが本格的に深刻さを増した。
一つの内憂とは、「新型デフレ」。
企業と言うものは生産水準を落とすことを良しとしないため、価格下落が続く。これにより、一旦は消費が回復したかに思えるが、これを「出血景気」と言う。
物の価格を安くするため、人の値段も縮ませてゆく。これがスパイラルに進み、歯止めが難しい。
最下位争い競争に世界全ての経済が巻き込まれていく。
三つの外患とは「金融再暴走・国家総破綻・通貨大波乱」
世界中の経済政策が金余り状態を生んでいる。景気対策をやらざるを得ないが、それが金余りを生み、金融の暴走を呼ぶ。
金余り状態では金利が低いため、銀行は預金者への利息を約束するためにはハイリスクハイリターンを選択せざるを得ない。
国産品を愛用すべしという声は保護主義の初期症状。国家が自国の利益のみを考えて、通貨切り下げを行いだすと、保護主義の末期症状となる。
米国の輸出倍増計画と、中国への為替圧力は意図的なドル安誘導。
一ドル=50円もあるかと思えるが、それは今までの米国ドル高政策の是正である。
経済活動の形と心の変化が起こらなければならない。
成長、競争、分配が経済活動と考えると、これが等しく正三角形を保っている形でなければならないが、現在の日本では成長と競争の辺が伸ばされて分配の辺が短くなっている。
鳩山政権には成長戦略が無いと批判されているが、GDPは成長しているにも拘らずデフレとなるのは分配の辺が短くなっており、それが貧困問題が発生する要因である。
「合成の誤謬」という言葉がある。自分にとって良い選択を全ての人が取った場合、全ての人にとって不本意な結果となる事を理解しなければならない。
自分さえよければから、あなたに良ければとなれるかどうか。
それは出来ないという声もあるが、歴史は「まさか!」の連続である。悪い「まさか!」があれば、良い「まさか!」も起こせるはずである。
経済とは人の営み。人の生き方に経済行動が表れるのである。
Q:東アジア経済圏は出来るのか?
A:放っておけば、そう言った形に収斂されていく。その中で、政治的な思惑や枠組みを考えると上手く立ち行かなくなる。
文は筆者の聴き取りによる所であり、全てが正確ではない事をご了承ください。
現在、景気が持ち直しているかに思えるが、1929年の世界恐慌は、実際には30年半ばからが本格的に深刻さを増した。
一つの内憂とは、「新型デフレ」。
企業と言うものは生産水準を落とすことを良しとしないため、価格下落が続く。これにより、一旦は消費が回復したかに思えるが、これを「出血景気」と言う。
物の価格を安くするため、人の値段も縮ませてゆく。これがスパイラルに進み、歯止めが難しい。
最下位争い競争に世界全ての経済が巻き込まれていく。
三つの外患とは「金融再暴走・国家総破綻・通貨大波乱」
世界中の経済政策が金余り状態を生んでいる。景気対策をやらざるを得ないが、それが金余りを生み、金融の暴走を呼ぶ。
金余り状態では金利が低いため、銀行は預金者への利息を約束するためにはハイリスクハイリターンを選択せざるを得ない。
国産品を愛用すべしという声は保護主義の初期症状。国家が自国の利益のみを考えて、通貨切り下げを行いだすと、保護主義の末期症状となる。
米国の輸出倍増計画と、中国への為替圧力は意図的なドル安誘導。
一ドル=50円もあるかと思えるが、それは今までの米国ドル高政策の是正である。
経済活動の形と心の変化が起こらなければならない。
成長、競争、分配が経済活動と考えると、これが等しく正三角形を保っている形でなければならないが、現在の日本では成長と競争の辺が伸ばされて分配の辺が短くなっている。
鳩山政権には成長戦略が無いと批判されているが、GDPは成長しているにも拘らずデフレとなるのは分配の辺が短くなっており、それが貧困問題が発生する要因である。
「合成の誤謬」という言葉がある。自分にとって良い選択を全ての人が取った場合、全ての人にとって不本意な結果となる事を理解しなければならない。
自分さえよければから、あなたに良ければとなれるかどうか。
それは出来ないという声もあるが、歴史は「まさか!」の連続である。悪い「まさか!」があれば、良い「まさか!」も起こせるはずである。
経済とは人の営み。人の生き方に経済行動が表れるのである。
終
質疑
Q:東アジア経済圏は出来るのか?
A:放っておけば、そう言った形に収斂されていく。その中で、政治的な思惑や枠組みを考えると上手く立ち行かなくなる。