no">
2011年08月17日
被災地へ向かう 4月10日 歩く(3)
更に海側へ進み、二の倉地区に入ると様相は一変する。
破壊の様相は激烈となり、原型を留めている物が無いのである。車も家も、全て原型を留めない。
もっとも恐怖だったのは、家屋がそのまま裏返しになっているものも。
玉浦地区では家屋に損傷はあっても、塀などは無事であった。しかし二の倉地区では石造りのものでも破壊され削られている。中には地区の鎮守であったろう神社も海側の面が全く無い。更に海側に近づくと、次第に破壊された家屋も少なくなって、「完全に破壊され』土台のみとなった家屋の跡である。
そこに散乱していた「七五三おめでとう」と書かれていたアルバムの子は無事なのだろうか。
先の玉浦地区は被害を受けていたが、ボランティアに赴いたように僅かでも復旧に動いていた。
しかしここは、全く人も居ないし音が無い。吹き抜ける風と埃が私の存在をも認めないかのように吹きつけられた。
市営プール。夏だったら更に悲劇が大きくなったであろう。
続く…。
Posted by かるの at 08:16│Comments(0)
│店主