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2014年06月23日
車旅、ふたたび ②
国道20号線で諏訪方面へ走っていると、北杜市白州町に在るのが甲州街道・台ヶ原宿である。
台ヶ原宿は江戸から40番目、東西九町半の宿場に670人、153戸(天保十四年)。本陣と脇本陣が一軒ずつ、旅籠は14軒。
甲州街道の数々の宿場の中でも、最も当時の雰囲気を残している場所であるという。
戦国時代には、織田信長の陣がこの地に張られ、新府城へ通っていったとのこと。
駐車場があったので、少し車を停めて散策。

日本の道百選の素朴な街並み



日本酒「七賢」の銘柄で300年の歴史ある山梨銘醸

酒造ならではの調味料『作り酒屋の塩麹ポン酢』や『鮭の塩麹漬け』などの麹を使った食品も販売。
試飲も出来るようだが、車なので断念。
山梨銘醸の直営レストラン「臺眠(ダイミン)」

臺眠(ダイミン)とは、俳諧を辻嵐外に学んだ四代蔵元 北原伊兵衛延辰(1789~1830)の俳号からであるという。
明治13年に、明治天皇が山梨県を巡幸しているとき行在所となった場所。

当時、天皇が宿泊した部屋を見学する事も出来る。
信玄餅ではききょうやと並ぶ金精軒の台ヶ原店

台ヶ原店は明治35年から営業。かつての旅籠屋を改装した風格ある外観である。
信玄餅は今やどこでも見られるが、生信玄餅はこの店と韮崎店にしかないとか。
本陣の跡。

ガソリンスタンドの看板。ここから見える国道沿いにある店も、かつてはこの街道沿いであったのだろう。

このアイコンは良い。外国人観光客も受け入れる山梨ならでは。

宿場のプロパン

昭和初期あたりまでは、台ヶ原宿を起点として甲斐駒ヶ岳登山が行われていた。

続く…
Posted by かるの at 08:22│Comments(0)
│店主