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かるの
各地で歴史講座を展開中。歴史を知る事で、人生や地域が豊かになる事を目指して。
フリーマガジン「道の駅」にも寄稿中。
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2009年03月29日

18きっぷシーズン 神の道を辿る

 本殿見学を申し込むとハイどうぞすんなり進んだ。
 去年の出雲大社と違って、平日というのもあって人はそこそこ居るが、落ち着いた空間だ。神社の人の説明もじっくり聞けた。
 本殿の中は江戸時代初期の神社建築に特徴的な、色彩豊かで華美な彫刻と建材には真っ赤な朱が目に映える。
 本殿の周りの瑞垣に施されたh彫刻は、様々な植物や動物が表わされているが、実際に生える方角に合わせてあるという。
 そして宝物。神の使う刀という事で、人間にはとても使えない大きさだ。弓矢の矢は羽が二枚と、古代の作りであり、鏃ではなく鏑矢である。これは殺生をしないという仏教思想から来ている。八幡神は神仏混淆が色濃いからである。
 特に時間的な制約が無かったので、じっくりと見る事が出来た。
 朱印をして貰いに行くと、刺繍朱印帳を発見。これにお願いした。お守りなどを見ていると、発明王エジソンに因んだものが多い。そういえば、エジソンの電球にはこの地の竹を用いたフィラメントが使われたのである。それを記念した碑がある。
 展望台に出ると、村田製作所本社から淀川など、今日辿ってきた道が一望できる。遠くには比叡山と素晴らしい眺めだ。その眺めに見える、淀川の中州から谷崎潤一郎は「葦刈」という作品を描いた。
 帰りは裏参道で下りる。上っている時には気付かなかったのだが、斜面に石垣を組んだ平坦な所が多々ある。これは神仏混淆の時代に僧坊などがあった名残であろうか。

 当初の計画では、ここから城陽市の方へ抜けて奈良線に乗って帰ろうと思っていたが、距離があるため間に合わないと判断。戻って山崎を散策して帰る事にする。

 昔、自転車で西国街道を走った時は、淀川を渡る橋が少ないと思っていたが、今になってみるとかなり多い。

 なにか雲行きが怪しいと思っていたが、降り出してきた。朝にも少しパラついた事もあったが、キツネの嫁入りのような感じだったが、かなり強い。それでいて、急に日が出てきたりと、天気は猫の目のようにも変わる。

 大山崎に入る。西国街道は山崎で天王山と淀川に挟まれ、古くから交通の要衝である。
 先の石清水八幡宮も、この地にまず鎮座された。今は離宮八幡宮という名で鎮座されている。ここの社人が荏胡麻油の搾油機を開発し、油の専売で大いに栄えた事は司馬遼太郎の「国盗り物語」にもある。
 風情ある建物も多く残り、それがため観光客も多いようだ。だが、また雨が落ち始めた。サントリーの工場でウイスキーの試飲もしたかったものだが、駅も近くにあるので移動する事に。

 長岡京の一つ京都側にある、向日市で下りる。ここには向日神社があるからだ。
 少し小腹が空いたので、コンビニに入って出ると、いきなり女性から声を掛けられた。どうしてもこのキャッシュカードでATMからお金を下ろして欲しいのだという。お礼も出しますのでともいう。どう考えても怪しいので、時間が無いと言って追っ払ったが、駅前にあった交番に情報提供してあげた。
 なんとなく、振り込め詐欺犯との時間が気持ち悪かったのと、帰りの時間ともなり撤退となった。

 


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Posted by かるの at 08:17│Comments(0)店主
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