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2016年07月15日
石油の里へ ④
この公園にある「石油の世界館」に入る。

内容としては、古代からの人類と石油について、そして新潟に於ける石油採掘、更にこの金津油田についてという展示構成。
石油採掘現場で用いられるドリル。

岩灯

岩のくぼみに石油を入れて灯火としていた。貝のサザエなども用いられた。
くそうず竹筒

くそうずとは草生水とも書き石油の事。この竹筒に石油を入れ、水田の中を歩き回りながら振り回すと小さな穴から石油が出る。その後、稲を棒などで叩いて稲に付くウンカなどの害虫を落とす。水面に落ちた害虫は油が付いて飛べずにそのまま駆除できるという道具。
かつては実際に縦穴を掘って石油を汲み出していた。採掘に従事する人の恰好。

上総掘り模型

元々、上総国で用いられていた水井戸採掘設備。それを明治26年に石油採掘業者の上野昌治が石油用に改良して用いたもの。動力を必要とせず、人力と竹の弾力で掘り進めていく。
金津油田のジオラマ。

最近話題のシェールオイルはこの石のスキマに入っているらしい。

ある程度、この館を見たのだが、どうやら指定管理者となって展示範囲を縮小したようだ。そして、事務所に居た人にこの地での石油採掘の歴史などを聞こうとしたのだが、余りその辺りには詳しくない人であったのが残念。
続く…
Posted by かるの at 08:17│Comments(0)
│店主