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2012年07月21日
旭化成講座「感光性樹脂~週刊誌から半導体まで」7月11日
講師:旭化成マテリアルズ 富田宏朗氏
※以下は聞き書きであり、全てを網羅している訳でなく、聞き間違いなどもある場合があります。ご了承ください。
旭化成は光で印刷版を作る技術を開発、週刊誌や半導体、プリント基盤、光を当てると固まるマニキュア、虫歯の充填剤なども感光性樹脂を使って作られる。
感光性樹脂の特徴は①室温でも固まる②光が当たった所だけ固まるという点である。
週刊誌に使われる質の悪い紙でも安定した印刷品質が得られる。
印刷は必要な所だけに使えることから、印刷以外の製造現場に広がりつつある。
①マスクから同じ物が複写できる。(印刷・プリント基盤・LSI)
②室温で反応する(光硬化マニキュア・虫歯充填剤)
③短時間で反応(写真)
④光を当てなければ安定して保管できる。
⑤光を使うので拡大・縮小が容易。
感光性樹脂は「二重結合を持った樹脂」と「光重合開始剤」を含む。プラスティックは重合反応である。
最近はフォトマスクではなく、レーザーで感光性樹脂に直接書き込むダイレクトイメージングがある。
近年の半導体は小型化の為に、基盤が重層的になっており、8~10階建てが主流である。i-phoneは10階建て。このように、複雑な構造により信号が同時に伝わらない事による不具合が出てきている。これを解消するためには、技術的なブレイクスルーが待たれる。
Posted by かるの at 08:16│Comments(0)
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