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2010年07月20日
彦根 城めぐり 火縄銃サミット
前回の続き・・・。
ひこにゃんの芸がどんなかは気になりつつも、火縄銃サミットを覗いてみる。
京都女子大学教授・母利美和氏による「彦根藩の砲術」と題した講演内容。
細川氏に仕えていた稲富祐直が関ヶ原の戦いの際には細川忠興の夫人、ガラシャを警護していた。にも関わらず石田三成の人質になるまいとガラシャが自害するに至り、ガラシャを守れなかったとして戦後に忠興から殺されそうになるも、祐直は逃亡し彦根辺りに潜伏していた時、彦根を領することになった井伊直政にその砲術の才能を見込まれて砲術指南役として登用されたのが彦根藩の砲術の始まりだとか。
砲術は全国各地に伝承し、初めは10家ほどであったが、幕末近くには200家にもおよんだ。
彦根藩では砲術を重視し、幕末になると江川英龍の元に砲術を学ばせに多くの家臣を派遣したという話も興味深かった。
続いて、火縄銃の歴史を生かした町づくりをテーマにパネルディスカッション。
先程の講演を行った母利美和氏をコーディネーターに、 国友鉄砲研究会 廣瀬一實氏・江戸幕府鉄炮組百人隊保存会 三瓶千詠氏・全国古式砲術鉄砲サミットin彦根実行委員会会長 杉本定幸氏がパネリストを務めた。
ただ残念なことに、町づくりよりも火縄銃サミットを如何に開催するかという話に終始してしまって、楽屋話を聴いている感じになってしまった。なんでも、火縄銃とはいえ、発砲許可を警察から取らねばならないのだが、それが年々難しくなっているとのことである。
翌日には総勢320人、23の火縄銃演武団体が駆けつけ、様々な演武を行ったとか。
サミットは終了、彦根市を後にする前に、駅前のスーパーで弁当を買おうか入ってみると、入り口付近は「ひこにゃん」の土産がズラっと。

派製品も出ているようです。別物のような気も…。

「ひこねのよいにゃんこ」は居ませんでした。
そんな事で彦根市を後にした。
Posted by かるの at 08:18│Comments(0)
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