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2016年08月11日
石油の里へ ⑦
石油井戸が多数ある山から下り、石油精製施設の残るエリアに移動。
それまでの山の中と違って、普通の住宅街に立つ石油井戸というのが非常にミスマッチ。
明治36年に設置された機械式井戸で、深度は194m。平成8年まで稼働していた。
濾過池
油井から掘られた油は水分が含まれているので、一カ所に集めて時間をおき大まかに分離する。
表面に浮いた油をトンボと呼ばれる器具で隅に集め、柄杓で掬い上げた。この作業は「油返し」と呼ばれ、主に女性が行っていた。
加熱炉
水から分離した油を70度まで熱し・・・
更に水分を取り除くため水切タンクに集める。
水分を取り除いた油をタンクに集める。
タンクは油温が下がらないように煉瓦で覆われているが、これは流動性を高めてパイプラインで送り易くするため。
パイプラインによって送られた石油は、駅がある矢代田、もしくは信濃川の水運によって各地へと送られた。
続く…
Posted by かるの at 08:05│Comments(0)
│店主